関連集会

9月13日(金)12:15〜18:45 宇都宮大学工学部 陽東キャンパス 10号館、11号館
日本植物形態学会第36回大会

【スケジュール】
12:15-13:00 総会・授賞式(10号館1Fアカデミアホール)
13:00-15:00 受賞講演会(10号館1Fアカデミアホール)
15:00-16:00 ポスターフラッシュ(10号館1Fアカデミアホール)
16:15-18:45 ポスター発表/ポスター賞表彰(11号館1Fアクティブラーニング教室)
*場所・時刻については若干の変更の可能性があります。

【第36回大会会長】
朝比奈 雅志(帝京大学理工学部バイオサイエンス学科)

詳細は大会案内 – 日本植物形態学会 (umin.ac.jp) を御覧ください。

9月14日(土)18:00〜20:00 A会場(宇都宮大学工学部 陽東キャンパス)
日本シダ学会・集会

【世話人】
海老原 淳(国立科学博物館 植物研究部)

【内容】
この関連集会は、日本植物学会の年次大会期間中に毎年開催されている日本シダ学会主催のミニシンポジウムです。会員以外の方でも、植物学会の大会参加者なら自由に参加して頂けます。また、研究対象もシダ植物のみに限定していません。今年のテーマは、「雑種形成」です。シダ植物には大変多くの組合せの自然雑種が知られています。植物の同定をする際には悩ましい存在である雑種ですが、研究材料として見た場合には多くの可能性を秘めています。一人目の講演者の上嶋さんには、別属に分類されることもあるゼンマイ科の2種間の雑種に関する研究を紹介いただきます。胞子培養株を人工的にかけ合わせて作ったF1の特徴を手掛かりにすることで、2種の混生地で自然雑種の幼個体が発見されました。二人目の講演者の伊藤さんには、自然雑種が多く知られる種子植物の事例として、二倍体雑種や三倍体雑種、異質倍数体の起源と進化を明らかにした全世界広域分布水生植物カワツルモ科の研究などをご紹介いただきます。

  1. 上嶋 智大(大阪公立大・附属植物園
    「ゼンマイとシロヤマゼンマイの雑種形成とその生殖的隔離に関する意味」
  2. 伊藤 優(摂南大・薬)
    「水生植物の雑種と倍数体」

9月14日(土)18:00〜20:00 B会場(宇都宮大学工学部 陽東キャンパス)
スペース・モス

【世話人】
藤田 知道(北海道大学)
久米 篤(九州大学)

【内容】
本関連集会は、国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙実験を実施または計画している研究グループを中心とした情報交換会です。宇宙という極限環境で植物はどのように育つのでしょうか。またISSや小型衛星等を使ってどのような研究や成果創出が可能でしょうか。今後月や火星を目指した有人活動のために植物はどのように共存できるでしょうか。これらの研究から得られる成果は植物の環境適応に関する新しい知見を提供し、また宇宙農業への展開が期待できます。ご興味ある方はご自由にご参加ください。

  1. 藤田知道1・日渡祐二2・唐原一郎31北海道大学・大学院理学研究院、2宮城大学・食産業学群、3富山大学・学術研究部)
    「スペース・モスから進捗報告と今後の展望」
  2. 玉置大介(富山大学・学術研究部)
    「Plant Cell Division 宇宙実験の準備状況の報告」
  3. 日出間純(東北大学・大学院生命科学研究科)
    「宇宙実験Plant UV-Bの準備状況、ならびにBioCubeプロジェクトの進捗状況」

9月14日(土)18:00〜19:00 F会場(宇都宮大学工学部 陽東キャンパス)
植物イメージングに欠かせない知識と技術6

【世話人】
佐藤 良勝(名大・ITbM)
村田 隆(神奈川工科大・応用バイオ)

【内容】
蛍光イメージング技術の進歩により、蛍光タンパク質による蛍光ライブイメージングや、透明化技術による組織丸ごとの観察、超解像技術による高解像度の画像撮影が身近になりました。一方、これからイメージング研究をはじめようとする研究者や学生にとっては、これら高度化した技術は敷居が高いのが現状です。この関連集会では、顕微鏡を使うときに役立つ基礎知識から、陥りやすい落とし穴、最新のイメージング技術まで、演者らの実体験に基づいて紹介します。今回は誰でも気軽に参加しやすい会を目指し、全体の時間を短縮し、事前に集めた質問に答える討論時間を作りました。従来通り、飛び込みの質問も歓迎します。

  1. 佐藤 良勝(名大・ITbM)
    「撮影前に知っておかないと実験のやり直しになること<その1:サンプリング定理>」
  2. 村田 隆(神奈川工科大・応用バイオ)
    「光毒性の問題点について、および事前に募集した質問について討論」

9月14日(土)18:00〜20:00 G会場(宇都宮大学工学部 陽東キャンパス)
第20回日本原形質連絡勉強会

【世話人】
大場 裕介(帝京大学)
野田口 理孝(名古屋大学)

【内容】
原形質連絡は隣接する植物細胞をつなぐ通路状の構造であり、タンパク質、RNA、植物ホルモン等の移行の場となっていると考えられています。本研究会は年に2回、原形質連絡に関わる研究に携わるスピーカーからの話題提供をもとに議論を行う勉強会を開いてきました。今回は、基礎生物学研究所 生物進化研究部門 助教の瀬上紹嗣さんにスピーカーをお願いし、議論を行いたいと思います。参加登録等は不要ですが、当日に簡単な守秘義務誓約への同意の確認を行う予定ですので、予めご承知おきください。

  1. 瀬上紹嗣氏 (基礎生物学研究所)
    「モウセンゴケの捕虫器官「触毛」の機能と原形質連絡の関わり」